EVENT REPORT
| イベント名 | コメEXPO in 泉大津2026(2026年7月26日/テクスピア大阪・約4,000人来場) |
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| 講師 | 柏原ゆきよ(一般社団法人日本健康食育協会 代表理事) |
| テーマ | 「食べる力」は「生きる力」〜子どもから高齢者まで、お米が支える元氣〜 |
泉大津市では2026年7月26日、全国12の農業連携自治体の生産者が集結する「コメEXPO in 泉大津2026」が初開催されました。当日は約4,000人(うち市民約3,000人)が来場し、持ち込まれた約5トンの米や各産地の農産物・特産品が販売され、会場は2時間ほどで米が完売する盛況となりました。
そんな会場の午前の目玉となったのが、10万人以上の食事指導実績を持つ「お米先生」柏原ゆきよによるトークセミナー「食べる力は生きる力」です。子どもから高齢者まで家族みんなを支えるお米の力と、今日から使える食べ方のコツを、約1時間にわたってお伝えしました。

お米と砂糖は、まったくの別物
健康を意識するほど、ご飯の量を減らしていないでしょうか。柏原はまず、お米と砂糖をひとくくりに「糖質」として敬遠するのは誤解だとお伝えしました。お米には食物繊維やビタミンB1、たんぱく質まで含まれ、白いご飯を茶碗一杯ずつ3食食べるだけで、必要な栄養を幅広くまかなえる「マルチ食材」です。さらに、現代人は実はカロリー不足に陥りがちで、甘いものがやめられないのは、お米不足のサインであることも多いとお話ししました。
お米と砂糖は、まったくの別物。「糖質」というくくりで一緒にしてはいけない。
米+大豆で「肉レベル」のたんぱく質に
お米は炭水化物源であると同時に、日本人にとって重要なたんぱく源でもあります。大豆(納豆や豆腐など)と組み合わせることでアミノ酸バランスが補われ、肉に匹敵するレベルのたんぱく質摂取が可能になります。ご飯と納豆、ご飯とお味噌汁といった昔ながらの組み合わせが、実は理にかなった栄養設計だったことをご紹介しました。

太りにくい体をつくる「マッチ棒理論」
体の中で栄養がエネルギーとして燃える様子をマッチ棒にたとえた「マッチ棒理論」も、セミナーのハイライトのひとつです。ご飯という燃料をしっかり燃やしきる2つのポイントとして、柏原は「よく噛むこと」と「朝ご飯を欠かさないこと」を挙げました。実際に60代男性が食べ方を見直しただけで2ヶ月で体調に変化が現れた実例もご紹介し、会場の関心を集めました。
よく噛むこと、朝ご飯を抜かないこと。この2つが「よく燃える体」への近道。
ご飯6:おかず4、一汁一菜で無理なく続ける
実践編では、「ご飯6:おかず4」というバランスと「一汁一菜」というシンプルな献立をご提案しました。お米を主役にすることで、おかずの品数に悩みすぎず、食費や調理の負担も軽くなります。茶碗一杯あたり約60円というコストパフォーマンスの高さにも触れながら、栄養面と家計面の両方からお米の価値をお伝えしました。セミナーの締めくくりでは、この内容を無理なく暮らしに取り入れるための「1週間チャレンジ」をご紹介し、「一番大事な食べ方は、美味しく楽しく食べること」という柏原の言葉で締めくくりました。
南出市長との対談「食と健康」も実施

午後には、南出賢一市長と柏原による対談セッション「食と健康〜こどもの未来は食卓からつくられる〜」も行われました(13:30〜14:00)。日本人に合った食生活や食習慣の大切さをはじめ、泉大津市が取り組む金芽米や学校給食、妊娠期から始まる食育について語り合いました。忙しい家庭でも取り入れやすい、ご飯を中心とした食卓づくりや、家族そろって食事をすることの大切さなど、その日から実践できるヒントもお伝えしました。
まとめ
お米を中心とした食生活が、家族みんなの元気の土台になり得ることを、栄養学的な根拠と実践的な工夫の両面からお伝えしたセミナーです。「コメEXPO in 泉大津2026」にふさわしく、お米の価値をあらためて見つめ直す時間となりました。当日の講演は全編、公式YouTubeチャンネルにて公開しています。
▶ 講演動画(全編公開中):柏原ゆきよ「食べる力は生きる力」
参考:コメEXPO in 泉大津2026 公式サイト(https://kome-expo2026.jp/)
